報道関係者各位
プレスリリース
2013年02月21日
株式会社 八進
放射能濃度測定代行機関
- 株式会社 八進 -
「放射能測定器を、フェイスブックユーザーに向けて開放」
「加工食品のホワイトリスト(1.0Bq/kg以下)を、連日更新」
放射能濃度測定の代行業務を行う、「株式会社 八進」(本社・愛知県刈谷市、代表取締役・加藤弥純門)は放射能濃度測定機器である「NaIシンチレーション検出器」を、フェイスブックユーザーに向けて、開放することを決めた。実施は2月22日を予定。
「株式会社 八進」は、震災後の2011年8月より、愛知県刈谷市で設立した機関。
市内で車の製造業を営んでいた代表(当時28歳)が、生まれて間もない子供の安全を考え、加工食品などに含まれる放射能濃度の検査をすべく、機器を購入した事により始まる。
やがて測定品のホワイトリストをインターネット上で公開。それを見た企業からの測定依頼を受け、法人を設立。多くの従業員と取引先を抱える製造業を廃業することを決め、新たに従業員を募る。2012年8月にはゲルマニウム半導体検出器を購入し、測定所を新設。
今回、フェイスブックユーザーに開放する測定機は、「EMF211型 ガンマ線スペクトロメータ」。当初より使用していた測定器であり、開放に向けバージョンアップを行った。
これは、厚生労働省から平成24年4月1日付で適用された「食品中の放射性物質に係る新基準に対応するスクリーニング法」の要件を満たす機器であり、公益社団法人日本アイソトープ協会に「対応可能な機器」として掲載されている。
尚、設立以来続けていたホワイトリストの更新は、一時期中断したものの、2012年の8月から現在まで、フェイスブックやHP上で更新を行っている。測定対象は加工食品。高精度な測定機器による1Bq/kg以下のものに限定している。また、今後は3月中に「※ISO17025」の認定を予定している。
※ISO17025とは?
試験を行う試験所が、独立試験所としての能力を有している事を証明するために、一般要求事項を規定した国際規格。2012年04月に厚生労働省から提示された「信頼できる分析の要件」を満たすものであり、国内外を問わず、信頼のおける規格と言うことが出来る。