下限値、あるいは限界値という言葉について、
「測定器の出す値が、検出限界値以上なら、意味のある数値といえる」
そんなイメージをお持ちではないですか?
結論からお伝えすると、その答えでは3割程正解と言わざるを得ません。
金科玉条の様に、定められているかにみえる検出限界値。
実はこれ、それぞれの機関で設定が可能です。
つまり放射能測定における検出限界値の定義は、測定する人間が決めてよい事になっているんですね。
その為に以前は、厚生労働省は「検出限界値」を、農林水産省は「定量限界値」を採用していました。
現在では定量下限と検出下限、測定下限で定めるのが一般的ですよ(平成25年4月現在)。
検出限界という言葉でも、使っているのが定量下限と検出下限では、実は全然違う意味になりますね。
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