食品規制値(しょくひんきせいち) ~放射性物質~

現状の日本の放射能食品規制値に関して。

 

食品衛生法で、セシウムの量は規定されるようになりました。

気付けば、制定されてから一年も経過しておりますね。(2013年4月現在)

さてその中でよく言われるのは、 「茶葉と乾燥したものはどうするの?」 まずは、お茶から。

お茶は「抽出液」と「粉末状態の抹茶」。

後は、日本人は頻繁に飲まないだろうと予想されている「紅茶」の三つに分類します。

「いやいや! 俺は毎朝紅茶飲んどるがな!」 という御仁はぐっとこらえて下さい。

さて順番に解説していきますね。

「抽出液」というのは、通常の茶葉から抽出して飲むお茶です。

この場合の規制値は、「10Bq(ベクレル)/kg」となっています。

簡単に言えば、茶葉に含まれるセシウムが、お湯でどれだけ出てくるかっていうことです☆

まぁ皆様の予想通り、 この場合それなりのものでしか、検出しません。

 

続いてお粉茶。 お抹茶の場合は 100Bq/kgが規制値になりますね。

合わせて、紅茶なんかも100Bq/kgになるんですね。

あらま、こらま。 頭のいいあなたは、何かを言いたそうですね。

でもやはり、ぐっとこらえて☆ 食品衛生法は法律なので、逆らっていいのは先の副将軍様だけですよ。笑

続いて、シイタケ等の乾燥物はどうするか?

日本には「日本食品標準分析表」なるものが存在しております。

そこに、乾燥しいたけの水戻しの参考重量が載されているのですよ。

これを重量変化率といいます。 それらを用いて、実際に水に戻した時にどれ位の重量になるかの換算を行い、Bq/kgを求めるんですね。

ちなみに乾燥椎茸(かんそうしいたけ)の場合、重量変化率は「5.7」と規定されています。 後は、実際の量に5.7を掛ければ重量変化は終了です☆

賛否両論あるかと思いますが、まずは事実のみを記載しますね。

関連用語

重量変化率