放射能濃度測定を行う際には、専用の機器が必要です。
そしてその機器の根幹ともいうべきものが、結晶の存在です。
ゲルマニウム半導体検出器の場合は、ゲルマニウムの結晶が使用されています。
そしてNaIシンチレーション検出器に使われているのが、ヨウ化ナトリウムの結晶です。
NaI(エヌエーアイ)ですよ☆
Nal(エヌエーエル:なる)ではない点にご注意下さいね。笑
さて、そのヨウ化ナトリウム(NaI)は放射線が当たる事によって蛍光します。
面白いですね~~光るんですよ。こういう物質をシンチレータと呼び、その現象をシンチレーションと呼びます。
でもこの光はとても弱いんですね。
だから光電子増倍管(こうでんしばいぞうかん)と組合せて、使用できる位の電流パルス信号に変換します。その際の信号の数と、振幅を測定してるんですが……正直、わけわからない感じですね♪
まぁとにかく、ヨウ化ナトリウム(NaI)は、放射線が当たると蛍光し、その光を利用して測定が可能となる。そしてそんな単純?な作りの為、感度に優れているので、比較的迅速に測定を行う事が出来るんです。
まさにスクリーニング検査器として推奨されている所以です。
しか~し、放射線が当たって光って、はい測定。
そんな単純?(作った人に謝れ!)な作りなので、射性物質の種類の区別はあまり得意ではありません。
そこが半導体検出器との違いですね。
その点を認識しておけば、ヨウ化ナトリウム(NaI)に関してはOKです。