水道水に含まれる? 放射線について考える

水道水の放射線を測ることで安全か、危険か判断できるという方がいらっしゃいます。

当然、線量計を水道水に近づけた際に、放射線量が上がるということがあれば。 疑う必要がありますが・・・。 現実問題そんなことはほとんど起きえません。

注意・・・放射線ですので放射性物質の濃度測定のことではありません

知っている方は,知っていると思いますが、放射線量が優位に通常の線量計で上がるということは。 すなわち、高濃度、法律上規制されるほどの濃度になります。 そうですね、0.1μSv/h上がるならば、数万ベクレル/Lという数値になると思われます。 当然状態にもよりますが、コップ程度のものならこれくらいは出てしまうとおもいますよ。 で、ここから先は放射能測定機関の人間が考える考え方です。 水道水の放射能濃度が数ベクレル/Lの濃度であった場合、水道水の原水となる場所にはどれほど落ちるのでしょう? 一時間に使用される水道水はどの程度でしょうか? 想像していただければ、簡単でしょう。 答えは膨大です。その膨大な量×数ベクレルとなった場合は原水地に降り注ぐ放射性物質はいかがなものでしょうか? どうぜん一時間100万ベクレルのセシウムが原水に入った場合でも、数ベクレル/L検出されますか? されませんよね。 されるなら空間線量もバンバン変化がありますからね。 っていうことは、水道水の放射能濃度を知りたいと思うなら40L程度は用意したほうが良いと思います。 なんせ、濃度は低いと想像できますからね。 量を増やして下限値を下げるというのは基本ですからね☆ 実は弊社はISO17025認定機関ですが、飲料水は福島県から遠いという理由と必要性がないという理由で認証をしていません。 僕はこれが妥当だと思っています。


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