放射能で鼻血は出るのか?
え~、タイトルからして日本語が間違っております。
分った上で書いております★
311以降、東京電力福島原子力発電所から多くの放射性物質がまき散らされ、結果として日本各地の線量を上げた。
以下、この前提条件をもとに、話を進めていきたいと思います。
東京電力福島原子力発電所から漏れ出た放射性物質を、『安全』と言える方法があります。
簡単に言うと、放射線が人体に与える影響に関しては、既に、医学的に用いられているため心配するなという論です。
現在ではマスコミもしっかり採用して、内閣府の一応トップと呼ばれる人も採用している解釈です。
事あるごとに、「今回の被ばく量は、胃部レントゲンと同じ」等と、結構面白いことを言ってくれます。
詳しくはこちら、『マスコミが採用した解釈』
ではもう一つの考え方を、私から提出させて頂きたいと思います。
放射線に対する知見を、人類はそれなりに所持しています。
先人たちのわが身を使った人体実験や、動物実験、倫理に反する人体実験の他にも、
医学的な視点から、放射性物質を使用し写真を撮ったり、細胞にあててみたり、
体の部位に貯まるように注射で打ち込んでみたりと、ならべてみると結構な知見がみられます。
原発事故以前までは、『僅かな不運を見せびかすな』といって、
ガンガン原発推進してますしね。
そして、放射性物質を核実験場でもないのにばらまいたのは、何を隠そう過去4度目。
過去20年にわたっての大規模原子力災害は、福島原発が初めて!
チェルノブイリは社会主義国だしね。
逆にチェルノブイリの際は『僅かな不運を見せびかすな』といって、対岸の火事のように扱われました。
けれども原発事故は、ここ日本で起きてしまった。
そうです、実際に日本では、放射性物質が巻き散らされてしまった……
その結果、そこの庭にも、道にも、東日本のそこら中に、放射性物質があるようになりました。
さ~始まります 『放射性物質の新世界』
つまりこれからの日本には、「放射性物質をまいたらどうなるの?」という知見が必要なわけです。
今の段階では、最新技術の知見は3年分しかない。
確かに放射線では鼻血は出ないかもしれません(低線量では)。
しかし、まだまだ知見の足りない現在では、すべての現象を認めていこうではないですか!
論拠、証拠を言う前に、
「あーそう、鼻血が出るんだ?
そのうち解明されるといいよね~」
「福島住めないと思ってる?
あーそうそうかもしれないし、そうじゃないかもしれないね~。
もう少し見てみようか~」
ってなわけです。
人は選択肢を前にすると、必ず何かを選択しようとします。
Q 鼻血は放射性物質のせいですか?
→ はい
いいえ
なぜか?
選択を行わないという事の方が、精神にかかるプレッシャーが大きいからです。
つまり、結論を急ぐのは人間の常です。
しかし、ここで判断を留保する事が必要となるのではないでしょうか?
ちょいと、お医者さんの判断方法をご紹介しましょうか?
体調不良を訴える患者がやってきます。
自らの経験則や、医学的な知見からすると、ある病状が思い当りました。
しかし、確定的ではない。
そんな時に、どうするか?
「ちょっと様子をみてみましょうか?」
結論を急がずに、経過観察を行います。
つまりは、価値判断の留保です。
語り得ぬ事柄には、沈黙を保つ。
その沈黙には、多くのエネルギーが必要ですが、そんな態度が必要だと思っています。
『結論 放射性物質がばらまかれると鼻血は出るかもしれない』
すべての仕組みが初めから分れば、人類は誰もが神になれるわけです。
というわけで、専門家は専門家として、謙虚に自分は無知であることを知って、解明頂きたい。