BG(バックグラウンド) ~放射能測定

放射能濃度測定においては、BG(バックグラウンド)というものが重要になります。

放射線は、自然界にも多分に存在しています。
ゆえに測定の際には、鉛や銅、アクリル等を用いて、自然界からの放射線を遮断することで、測定を正確なものとしています。

しかしながら、自然放射線の影響を完全に遮断することは出来ません。
それは何故か?

遮蔽で使用している鉛も放射線を出します。
更に、測定器の内部で使われる部品中には、放射性カリウムをよく含んだものが存在するからです。

結果、正確な値を求める為には長時間にわたり測定器の中を測定時と同条件にし、自然放射線の影響を数値化したもの(バックグラウンド)を、実際の測定から引き算する事が求められます。