タバコの放射能について

日本のタバコの製造は、
「製造タバコ事業法」によって、日本たばこ産業(JT)のみに認められています。

そしてタバコの基本的な税金は、1g当りにかけられ、
JTの放射能研究所は、JABによりISO17025認定取得研究機関となっています。

上記を踏まえ、タバコの放射能総量を考えていきます。

そして記事を書いている八進では、喫煙者はゼロ。
どちらかというと、タバコ苦手な人の集まりです。

タバコの葉は、福島原子力発電所由来のセシウムを吸収する力が、他の植物に比べて高いと一般的には言われております。
その結果については、JTさんが公表していますね。

http://www.jti.co.jp/news/radiological_inspection_20130806.html

上記リンクを見て頂ければ分かりますが、検出例も多いです。
『いやー』と思ったり、『それでも俺はタバコを吸う!』と思う方もいると思いますが、
それはさておき。

日本のたばこ税では、「1本1g」という扱いになっています。
一本吸ったら、タバコの葉1gという事になります(実際はもっと軽いんですけどね)

そしてこのタバコの葉1gが、
どれほど汚染されているか、という事が問題になるわけですが……

上記、JTの検査結果中、もっとも高いものを計算に採用すると、
一本で、放射性セシウムが0.02Bqほど含有していることになります。

一日10本吸っても0.2Bqなわけです。
毎日10本吸っても、一月で6Bqのセシウム吸引となるわけです(タバコすべてを摂取したと仮定しています)

これを現行のICRP発表の「吸引時における被ばく線量」に照らして考えると、微細な値と分かります。
よって、タバコを止める合理的な回答が、「タバコに含まれるセシウムの量」とは考えにくいですね。

人によっては、チェルノブイリの科学者の論を採用し、
タバコを止める明確な理由をみつけようとするかもしれません。

「体にわずかに含まれるセシウムは、体の至る部分に変調をきたす」
しかし、これはまったく科学的な根拠と論拠が提出されず、検証出来ないので論じれません。

では逆に、「タバコの放射能が危ない」と、どうしたら言えるでしょうか?。

先進国で起きた原子力災害は、日本が初めてであり、正確な情報が蓄積できる環境は、今回が初めてです。
放射能の量はさておき、どのような被害が出るか分からないからこそ、避けるべきである。

という論理以外、
放射能でタバコを止めるということは、残念ながらできそうにありません。

そして僕はタバコの煙が嫌なので、
近親者の場合、何が何でもタバコをやめさせようと、適当な事をいうのは紛れもない事実であります。

しかし税制を考えた場合、僕はタバコの煙が非常に嫌いですが、
国庫のたばこ税は、僕が市民サービスを受けるにあたって重要になります。

その為、喫煙室でタバコを気持ちよくふかしている状況を、非常に大切に思っています。